深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ

いちごが「『深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ』って何だっけ?」と聞いてきた。
ニーチェの言葉だよ。
「なんの本にでてきた?ドラマだったっけ?」といちごが聞く。
それを聞いたみるくが隣で「マンガの魔王だよ」と即答した。
そうだっけ?
「そうだよ。一巻の一番最初に出てくるよ。」とみるくが言う。
よく覚えてるね〜。
「年に1回は読み直してたからね」とみるく。
うん。あれは名作だよね。
聖おにいさんは?」とみるくに聞くいちご。
聖おにいさんは1シーズンに10回読み直している。」と答えるみるく。
気に入っているのは知っていたけれど、そこまで好きだったとは。
12巻出ているうちの6巻くらいまでしかうちになかったんじゃないかな。
受験が終わったら続きの巻を買ってあげよう。
それにしてもなぜ突然ニーチェ
「や。ふと思いだしたから。」といちご。
みるくが言う。
「『ニーチェ、マジ神』って言ってる人いるけど、ニーチェは『神は死んだ』と言っている。」
ちょっとおもしろかった。