デング熱と半紙(いちご14歳11ヶ月・みるく13歳0ヶ月)

「え?デング熱?神様デング熱になったの?」
みるくがSkypeでKくんと交わしている会話が耳に飛び込んできた。
(神様というのはKくんの愛称である)
え?Kくんデング熱になったの?
「きついけど、意外と治るもんだよー」とKくんが画面の向こう側でこともなげに言う。
すでに復活して元気なようなのでよかったよかった。
そういえばみるく。
半紙を買わなければと言っていなかったかい?
「あ!そうだった!半紙がなくなったんだった!」とみるくが背中を向けたままで言う。
いつ使うの?
「んー。習字は今週なかったと思うけど・・・。」
思うけどじゃなくて、必要なものなら買っておきなさい。
「でも半紙ってどこで買うの?」とみるくが聞く。
文房具屋さんかスーパーの文具売り場で売ってるんじゃない?
電話して聞いてみたら?
「あ。友達に聞けばいいのか。」とみるく。
いやいや。お店に電話して聞くんだよ。
「えー。友達に聞いた方が確実じゃない?」と疑うみるく。
友達に聞いたお店に行って売り切れてたら無駄足でしょ。
お店に在庫を聞くのが一番確実だって。
「あーそうか」と納得するみるく。
スーパーに電話して在庫と値段を聞いたみるくはそのまま買い物にお出かけ。
無事半紙を購入して帰ってきた。
ふと思う。
いちごが半紙を買いに行く姿を見たことがないけれど、なぜなんだろう・・・。