鶴を折る二人(いちご13歳1ヶ月・みるく11歳2ヶ月)

みるくが学校から帰ってくるなり「折り紙ある?」と聞いてきた。
いちごの部屋の本棚にあると思うけど何に使うの?
「今度一年生と遊ぼう会があるからその準備」とみるく。
いちごの本棚から折り紙を持ってきたみるくがおもむろに何かを折りはじめた。
しばらくの後「できた!」とみるくが見せにきたものを見て驚いた。
黄色と白、二色の鶴が二羽つながっている。
「これ、一枚の紙からできてるんだよ」とみるく。
えー?表と裏で?すごいね、これ!
「二羽の鶴つくってって言われたから」とみるく。
自分で考えたの?それはすごい。
感心して眺めているといちごが「私もつくる」と言い始めた。
みるくの作品を見ながら考え考え折っていく。
そして、完成。
「教えてもらわなくてもできたよー」といちご。
二人ともすごい。
やりはじめるととまらないのか、二人そろって折り紙三昧。
つながった二羽の鶴はいつのまにか四羽の鶴に進化を遂げていた。
まるでオブジェのようだ。
本当にすごいな、君たち。