歌舞伎(いちご11歳9ヶ月・みるく9歳10ヶ月)

今日は国立劇場にて、親子で楽しむ歌舞伎教室「義経千本桜 渡海屋の場 大物浦の場」を観る。
夏休みだけの特別企画で、一階席でも大人2000円、子供1000円で歌舞伎を鑑賞することができる。
国立劇場に行くのも歌舞伎を観るのも初めてなのでちょっと緊張したが、まわりが親子連ればかりなので気が楽だった。
まず最初は「歌舞伎のみかた」が25分。
これは義経役の尾上松也さんがおもしろく分かりやすく解説してくださった。
運動会で赤組・白組にわかれて戦うのは源平合戦に由来していることからはじまり、黒衣(くろご)や音楽、拍子木の説明、今日のお話の解説と進む。
20分休憩のあといよいよ舞台がはじまる。
主な登場人物は平知盛(たいらのとももり)、典侍局(すけのつぼね)、安徳天皇源義経
西国で入水して死んだと思われていた知盛らが実は生き延びていたという設定だ。
逃亡生活を送る源義経一行と平知盛が意外な形で対決を果たし、再び刃を交えた末に、知盛が壮絶な最期を遂げる。
歌舞伎は伝統芸能ということでなんとなく堅苦しく考えていたが、単純に面白かった。
さすがは400年以上続いているエンターテイメントだ。
パパと私は大いに楽しんだが、子供達の反応は微妙。
歴史的背景を知っていることもありお話自体は面白かったようだが、言葉が分かりにくいせいか途中で眠くなってしまったようだ。
みるくは一幕の後半は完全に眠っていた。
衣装が一番きれいでかっこいいシーンだったのに残念だ。
一応起こしてはみたものの、みるくはどんなにゆすってもびくともしなかった。
来年も同じ企画があればぜひ観にきたいところだが、子供達はつきあってくれるだろうか。
みるくは「僕、落語の方がいいな。落語見たい。面白いんだもん。」という。
シンガポール行きの飛行機の中で聞いた落語が面白くて気に入ったらしい。
確かに落語は面白い。
じゃあ次回は落語だね。
寄席にも行ってみようね。