小さな木の実(いちご小4・みるく小2)

小学校の算数で九九を習っているみるくが
「教室に入る前にね。『5の段をのぼりとくだりで言ってから入ってね にゃんたより』って書いてあった」
と教えてくれた。
かわいいけどなぜにゃんた?
「これ」とみるくが見せてくれた九九カードは周囲に猫の足跡が印刷されていた。
なるほど。
にゃんたのためにがんばってください。
いちごは音楽で「小さな木の実をならったよ」と言う。
どんな歌だったっけ?
いちごが歌ってくれたものの最初は分からなかった。
通しで聞いたあとようやく思い出した。
ああ。
あったね、そういう曲。
You Tubeで検索したら曲を聴くことができた。
この歌に出てくるパパは死んでしまったのかなあと私がつぶやくといちごは「しらなーい」と軽くきりかえす。
子供のころに覚えた曲ってこの年になってから聴くと全然違ってきこえるものなのね。
いちごは何度もYouTubeで曲を繰り返しかけては一緒に歌っていた。
みるくは紅葉のアルトパートを習ったらしく一緒に歌うとハモってくれる。
親子で一緒に歌えるって楽しい。
いちごみるくグリーングリーンもよく歌っている。
曲調は明るいのに歌詞の内容は悲しい。
子供のころ私もよく歌ったこの曲。
検索してみたらなんと7番まであった。
この歌の「遠い旅路」へ出かけて「二度と帰ってこな」かったパパはどこへ行ったのだろう。
戦死なのか病死なのか。
昔は深く考えずに歌っていた曲が胸に迫ってくる。
みるくがよく歌っているグリーングリーンの替え歌をご紹介。
「ある日パパと二人で自殺をはかった〜♪
1・2の3で飛んだら ラララ 僕だけ飛んでた〜♪」
いつの時代も子供は替え歌をつくる生き物なのね。