ななちゃんち(いちご7歳4ヶ月・みるく5歳4ヶ月)

いちごが学校から帰ってくるなり「今日ね!ななちゃん(仮名)と遊ぶ約束したの!」とうれしそうに報告してくれた。
「ななちゃんのおうちの前で遊ぼうって!いってもいい?」
ななちゃんの家はうちから歩いて1分と近い。
学校の宿題と公文のプリントの残りが終わったら行ってもいいよ。
「はーい!」
いちごは大急ぎで宿題とプリントをすませて出かける準備をした。
「ママ、みるくも連れて行っていい?」
ぜひ連れて行ってやってくれたまへ。
「いってきまーす!」
二人で元気に出かけていく。
子供だけで出かけるようになったとは感慨深い。
ななちゃんの家まで行ったいちごとみるくは家の前に誰もいないのでちょっと悩んだらしい。
みるくが「おしてもいい?ねえ、おしてもいい?」と呼び鈴を指さす。
いちごが「うん。おして。」と言う。
呼び鈴に答えたのはななちゃんのお母さん。
「どうぞ家の中に入って」と言ってくださったので、中に入ってみるとほかにもお友達が2名きていたらしい。
ななちゃんの家の中でしばらく遊びお菓子もいただいたらしい。
・・・という話を二人が帰ってから聞いた。
えー!
家の外で遊ぶだけって言ってたのに。
そんなことならお菓子でも持っていかせるんだった。
あわててななちゃんの家に電話をしてお礼を言う。
ななちゃんのお母様は気さくな方で「またぜひ遊びにきてください」と言ってくださった。
今度はうちにも遊びにきてもらおうね。