ごっこ遊びの風景(いちご6歳2ヶ月・みるく4歳2ヶ月)

いちごとみるくが遊んでいる。
今日のいちごは「おねえさんの役」をしているようだ。
彼女のトークはこんなかんじ。
「みんなー。あつまってー!」
「おにいさんが この毛布で手品をしてくれるよ」
「おねえさんも応援するからみんなも応援してね!」
たぶん彼女がイメージしているのはNHK教育の歌のおねえさんであろう。
そんないちごのトークにあわせてけなげに手品をしようとするみるく。
毛布をたたんでその上に手をかざして奇妙な動きをする。
そして毛布の中に入り込んで・・・
「手品できないじゃん」と自らつっこみをいれるみるく。
すかさずいちごが「じゃあおにいさんがこの毛布を使ってお話をしてくれるよ」とフォローをいれる。
ここでまたためらうみるく。
お話が思いつかないのだろうか。
みるくがどんなお話をはじめるのかと待っていたらふらりといなくなってしまった。
残された毛布とおねえさん。
どうやらおにいさんはトイレに行ったらしい。
トイレのドアで足をうったのか「いたい〜」と泣きまねをしならがみるくが戻ってきた。
すると今度はいちごが別の遊びをしはじめた。
「私は神様です。みるくが泣いています。泣かないで。」
と、神様役をはじめたかと思ったのもつかのま。
すぐに役柄変更。
「わたくしはマリア様。あなたを助けにきました。
第一人称が「わたくし」にかわっているあたり芸が細かい。
こんなかんじでいちごとみるくはあきることなく二人で遊びつづけるのであった。