朝練にもの申すいちごとミュシャ展(17歳6ヶ月・15歳7ヶ月)

いちごの高校では体育祭に向けての朝練がはじまっている。
3限から授業の日があるいちごは「朝練かんべんしてほしい・・・」と仏頂面。
そうはいってもいちごさん。
朝練がないと君は3限に間に合うぎりぎりの時間まで眠っているでしょう?
朝練に行ってそのあと授業まで図書館で自習できるなら逆に時間の有効利用ができてよいではないか。
「でも今日は朝練じゃないんだよ。競技説明なの。そんなのプリント配ってくれれば読むのに。わざわざ7時半集合で説明することなくない?」と怒るいちご。
まあまあ。
気持ちは分かるが、母としては早起きして勉強してくれる今の状況の方がありがたいですよ。
「他人事だと思って・・・」とぶつぶつ言いながら登校していくいちごの背中は悲しげであった。
いってらっしゃーい。
全員を送り出してからささっと支度をして私は六本木の国立新美術館へ。
草間彌生展とミュシャ展をはしごするのだ。
私はつぶつぶの集合が苦手なので草間さんの作品はあまり得意ではない。
得意ではないが。
これだけの作品が一度に見られるのは珍しいと思うので行ってみた。
音声ガイドを聞きつつまわる。
連作「わが永遠の魂」がずらりと130点並んだ広大な展示室は写真撮影OK。
作品と一緒に写真が撮れるのは楽しい。
眺めていると時に狂気を感じる瞬間があるが、時々かわいらしい作品もあってほっとする。
グッズは待ち時間が長いので買わないつもりだったが、マスキングテープがかわいかったのでついお買いあげ。
そのままミュシャ展へ移動。
今日の本命はミュシャ展の方。
チェコ国外に出たことがない「スラブ叙事詩」全20点が見られるというのだからこの機会をのがしてはならない。
音声ガイドを借りていざ展示室へ。
とにかく圧巻。壮大。半端ない。
圧倒される作品群である。
細部を見るためのオペラグラスをもってきた方がよかったかも。
もちろん美しい女性を描いたポスターなどの作品もうっとりするほどすばらしい。
こちらも写真撮影OKな展示室が一部屋だけあったので人混みをさけつつ撮影をすませ、グッズ売り場へ。
素敵なマスキングテープが何種類も売っていたのだが、お高いので厳選して4種類だけポストカード数点と一緒に購入。
館内で遅めのランチ(デザートのクレームブリュレが有名)をすませてから目黒に立ち寄り帰宅。
会期中にもう一度、今度はいちごと一緒に見にきたい。