試験勉強と暖房(いちご中2・みるく小6)

来週に定期考査を控えたいちごが二階で勉強をはじめた。
「寒いからベッドに座ってお布団に入って勉強してるんだけど、それでも寒い。暖房入れていい?」といちごが聞く。
もちろんいいよ。
しばらくの後「エアコンつかないんだけど。壊れてる?」といちごが聞きにきた。
暖房にした?冷房のままじゃないの?
「暖房にした。21度。」といちご。
電源を入れてから温風が出るまで5分くらいかかるよ、と教えると「え?そうなの???」と驚くいちご。
一時間後、様子を見に行くといちごの部屋はしっかりあたたまっていた。
壊れてなかったでしょ。
「うん。しばらく待ってたら動いた。知らなかった。」といちご。
子ども部屋の暖房を使うことってなかったものね。
寒い日は使ってください。
その後塾から帰ってきたみるくがいちごの部屋をのぞいて「暖房がはいってる!豪勢だなあ!」と驚いていたのが笑えた。
みるくは「エコだから」と漫画やゲーム攻略本や小説を抱えていちごの部屋を訪問。
テスト勉強をしているいちごと向かいあうように座って一緒にお布団に入れてもらって読書タイム。
そのままみるくは「あたたかいから」といちごのベッドにお泊まり。
朝起こしに行くといちごみるくはいつものように頭をそれぞれ逆方向にして靴箱の中の靴みたいに並んで寝ていた。
仲良しさんだね。