お誕生会ご招待(いちご中2・みるく小6)

みるくがクラスメート女子のお誕生会に誘われたという。
「みんなは朝からプラネタリウムとか行くんだけどね。
それはお金かかるから断った。
体操教室振替しなきゃいけないのもめんどいし。
でも、誕生会は帰ってきてから夕方やるんだって。
それに呼ばれたんだけど、行ってもいい?」
いいけど、せっかくなら朝から参加したら?
めんどくさがらずに体操も振り替えればいいじゃない。
「えー。やだよ。お小遣い千円も残ってないし。」とみるく。
「みんなはお金お小遣いから出すんじゃなくてもらえるって言ってたのにさあ・・・」とぶつぶつ言うみるく。
文具はその都度買ってあげてるんだから、遊びに使うお金くらいは自力で捻出しなされ。
働かざるもの食うべからず。
部屋を片付けないものお小遣いをもらうべからず。
ところで、そのお誕生会はいつなの?
「明日だってー」とみるく。
えー???
そういうことはもっと早く言ってよー。
こんなお店が閉まった時間に言われてもプレゼントを買いにいけないじゃないか。
困ったなあ、もう。
いちごを迎えに行くついでに西友によって文具を購入。
いちごが看板を見ながら「改装だってー」とつぶやきつつ真顔で腕をゆらゆらと動かす。
ああ!海草ね!
「文具のプレゼントってどうかなあ?」といちごに聞くと「中学で便利に使えるからいいんじゃない?」とのこと。
うーん。
もう少しおしゃれなプレゼントを選びたかったなあ・・・。
残念。