漢字の読みと金柑(いちご13歳4ヶ月・みるく11歳5ヶ月)

いちごがなぜか金柑を手に持って帰ってきた。
「Aちゃんがくれたの。ノドにいいんだって。収穫させてくれたの。」
と言いながらいちごはキッチンにそっと3つの金柑を置いた。
金柑の絵を描きながらいちごが言う。
「すだちときんかんとかぼすとみかんとどのくらい違う?」
いちごが描いたのは大きさの違う4つの柑橘類。
だいたい大きさのイメージはあっていると思うけれど、せっかくなら調べてみたら?
iPadで検索したいちごが説明文を読む。
「青いうちに積んで出荷するが、ねっすと黄色くなる」
熱すとじゃなくて熟すと、でしょ?
「あ、そうだ」と笑ういちご。
他にも「上新粉」を「うえしんこ」、「米粉」を「べいこな」などと
何カ所か間違えて読んだので、あいかわらず漢字に弱いなあと心配になる。
そんな私の心配を驚愕に変えたのが次の一言。
「ふじさんけん・・・ふじやまけん?・・・あ!とやまけん!」
えー???
小学校の時に読み書きできた県名をなぜ間違える???
「あはは。そうだよね。富山県だよね。」といちごは面白そうに笑っている。
時間が経った今なら笑えるが、聞いた瞬間は凍りついた。
漢字は積み重ねですよ、いちごさん。
毎日コツコツ勉強してくだされ。