チョコ配布(いちご高1・みるく中2)

いちごが「今日チョコもってく」という。
「え?今日?」と隣で驚くみるく。
そりゃあ週明けよりは今日の方がいいんじゃない?と言いかけてはっと気づく。
あ。もしかして明日も登校日?
「うんそうだよ。学校あるよ。」といちごみるく
じゃあ明日の方がいいんじゃない?
明日ならバレンタインイブだもの。
「せっかく早起きしたからこのまま今日持ってくよ」といちごが言う。
「早めに行って机の上に配っておくつもり」なのだそうな。
なるほど。
大きめの保冷バッグに43箱のトリュフboxをつめて自転車にのせるいちご。
でもそれ…よく考えたら問題は渡したあとだよね。
すぐ食べてくれる子はいいけれど、帰るまで教室に置いておく子の場合は…
トリュフがあまりよくない状態になるのではないだろうか。
「そこまではしらん」といちご。
まあそうね。
しょうがないか。
帰宅後、反応はどうだったかいちごに問うと、「好評だった。おいしいって喜んでもらえた。」という。
がんばって作った甲斐があったね。よかったね。
「甘いのが嫌いな友達だけは、ココアはおいしいけど、白い方はくっそまずいって言ってた」といちご。
いちごが用意したトリュフは二色で、ひとつはココアパウダーをまぶしたもの。ひとつは粉砂糖をまぶしたものなのだ。
「粉砂糖のかたまりがついてて無理って言われた」とのこと。
あー。ちょっとダマになってついてるのもあったからね。
アイシング用の粉砂糖を使ったのが敗因だったかな。
やはり普通の粉砂糖を買ってきてまぶしてからちゃんとはたくべきだったか…
「次は両方ココアにしてあげるって言っておいたから大丈夫ー」といちごは言う。
確かに甘いものが苦手な子にはココアパウダーだけのほうがよさそうだね。