釜山(いちご12歳10ヶ月・みるく10歳11ヶ月)

朝7時起床でのんびり朝食。
エクスカーショングループが出たあとなのでレストランが空いている。
パンケーキとオムレツをオーダーしたらパンケーキはおいしかったがオムレツはしっかり火が通ってしまったものが出てきたのでがっかり。
「ベリーベリーソフトで注文しないとだめよ」と母。
なるほど、そういうものですか。
コンジー(中国粥)は美味なり。
朝食後支度をして下船するとあいにくの雨。
小雨が降る中、シャトルバスでフェニックスホテル前まで移動。
そこからチャガルチ市場までは歩いてすぐ。
案の定みるくが「くさい」と顔をしかめるが、市場なんだから当たり前。
韓国では魚を並べる時に縦に整列させるようだ。
道端でタコが脱走をはかり、それを追いかける店主の姿に笑った。
市場の二階でみるくリクエストにより蟹を食す。
小皿がたくさんとチヂミがついてきて4万ウォン也。
美味。
「おいしい!蟹食べるの何年ぶりだろう!」と大喜びのみるく。
食べ終わってすぐに「たりない。もっと食べたい。」と言う。
帰りにまた寄るから、とりあえず観光に行こう。
大通りを渡ってまずはホットクの屋台に並ぶ。
ホットクは小麦粉やもち米を練って作った生地の間に黒砂糖やシナモンを混ぜた餡をつつんで焼いたおやきのようなお菓子。
ナッツ類がおまけで入ってひとつ900ウォン也。
これが!とにかく!とてもおいしい!
またあとで食べようねといちごと話しつつ商店街へ。
いちごはブタウサギのぬいぐるみとチョゴリを着たウサギのストラップを購入。
みるくはボタン屋さんでDS部品に似たボタン探し。
「学校でエプロン実習の時に好きなボタンをつけていいって言われたんだ。だからDS風にして遊ぼうと思って。」とのこと。
コントローラー部分にあたる大小セットボタンと、十字キーにする十字型ボタンと、白い小さなボタン4固とをお買い上げ。
なるほどね。
上海・済州島と全く買い物をする時間がとれなかったのでここでお土産を買いたいなと私も思っていたのだが、何軒見てもまったく食指が動かない。
お土産は明日福岡で探すことにしよう。
釜山タワーをのぼりに行こうと思っていたのだが、暑さのあまりみるくがダウン。
龍頭公園まではエスカレーターであがれるんだよと声をかけても「そこまで歩けない」という。
あいかわらず情けない。
きっと眺めがいいのになあ。残念。
あきらめて再度屋台へ。
大ママとみるくはおでん、私といちごはホットクを食す。
「おでん、からくてめっちゃうまい!」とみるく。
さらにチャガルチ市場で二度目の蟹。
最後にもう一度ホットクを食べて大満足。
いちごは「ワッフルもおいしそうだった」とバスを待つ間に一人で屋台に走りクリーム入りワッフルをゲット。
いちごに意外と行動力があるということを発見した一瞬であった。
結局バスがこなかったので、タクシーでターミナルまで移動した。
釜山の印象は市場と屋台。
もうひとつ印象的だったのは空襲警報のような大きなサイレンが鳴って交通が一時遮断されたこと。
軍人らしき人々が道路脇に何人も立ち、車は停車し、人も道路を渡ることがゆるされない。
なんだろう?と思っていたらしばらくして救急車かパトカーのような車が何台か勢いよく走っていった。
中国では要人が通る度に交通が遮断されて動けなくなると母が言っていたが、韓国もこういうことが度々あるのだろうか。
不思議な光景であった。