3.14は面倒だ(いちご11歳8ヶ月・みるく9歳9ヶ月)

学校から帰ってきたみるくが「あれ?いちごは?」と聞く。
一瞬考えた後、「あ。そうか。移動教室か。」とつぶやく。
そして「いちご今ごろ何してるかな」と続けた。
ほんと。何してるかな。
さて今日はラクト。
いちごとMちゃんがお休みなのでみるくとRちゃんの二人だけだったらしい。
国語と社会が終わった後、「算数がやりたい」という二人のために今日は理科を進めずひたすら算数を解いたのだそうな。
たいそう楽しかったらしい。
良きことだ。
先生の解説を聞きながらみるくの問題集をぱらぱらとめくると、やってあるところとやってないところがある。
「ぬけているところはできればおうちでやっておいて下さい」と先生がおっしゃる。
「みるくくんはホップとステップはめんどくさいみたいでジャンプからやっていることもありますがそれは無理にやる必要はないです」と先生。
「ただ問題に好き嫌いがあってやっていないところもあります」と聞き、ページをめくってみると円の問題がことごとく手つかずのままだった。
なるほど。
3.14をかけるのがめんどくさいんだな、きっと。
本人に確認をすると案の定「だってめんどうなんだもん」とばっさり。
やっぱり。
中学になればπを使えるからラクになるけど、今は3.14をかけるしかないのだ。
手間なのは分かるけどやろうよ。
「えー。やだよ。」とみるく。
こまったもんだ。
F先生いわく「楽しくなければ勉強しても頭に入らない」ということなのでとりあえず無理強いはせず放っておく。
そのうちやる気になった時にやればよし。
そんな時がくるかどうかは分からないけれど。