ニクの日(いちご10歳10ヶ月・みるく8歳11ヶ月)

「今日はニクの日(29日)だから焼き肉を食べに行こう」とパパが言う。
愛知のあみやき亭が東京にもあるというので食べに行ってみることにした。
サラダ&フルーツバーがあるのがうれしい。
お肉はものによりけり。
ホルモンは失敗だったが花咲カルビと霜降りカルビはよかった。
石焼きビビンバは食べるラー油を入れたのが間違いだった。
油がくどすぎる。
そういえばコンビニの食べるラー油おにぎりを試してみた時も油っこいだけだったっけ。
食べるラー油がなぜあんなにはやっているのかが分からない。
メーカーによってはおいしいのかな。
謎だ。
焼き肉を食べたあとはお風呂の王様でさっぱり。
湯船につかりつつ、いちごと数学について話す。
なぜかというと私が小川洋子氏と藤原正彦氏の対談をまとめた「世にも美しい数学入門」を読んだばかりだったからだ。
小川洋子氏は「博士の愛した数式」の著者で、藤原正彦氏は数学者。
藤原氏は「数学は、ただ圧倒的に美しいものです」と言い切る。
永遠の真理をもつものは数学以外に存在しない。
美しくなければ数学ではない。
のだそうな。
いちごに話したのは友愛数完全数三角数などについて。
どちらかといえば算数が苦手ないちごもこういう話はおもしろいらしい。
特にいちごが気に入ったのは完全数
6の説明をしたら7以降の数字を順番に計算していき、28を見つけて喜んでいた。
もうひとつ、いちごがとても喜んで聞いていたのは四角数の定理。
1から順に奇数だけを足していくと、どこで切ってもある数の2乗になるという定理だ。
最初に碁石を1個置き、次に3個の碁石をL字型において正方形をつくる。
これを繰り返すと必ず正方形ができあがる。
だから1から奇数だけを足していくといつでも2乗になる。
虚数は理解できないが、四角数の証明は確かに美しくわかりやすい。