みるく風邪(いちご小4・みるく小2)

一週間くらい前からみるくの咳が続いている。
病院へ連れて行くほどではないので放っておいたのだが。
今日学校から帰るなりみるくが「胸が痛い」「咳をしたら血が出た」と言いだした。
あわてて小児科へ連れて行く。
いつもの小児科に一歩足を踏み入れるなりみるくが「くさい!」と嫌そうな顔をした。
確かに何かいつもと違うニオイがする。
待っているうちに慣れるよとアドバイスするも「くさいー。きもちわるいー。」と息を止めるみるく。
息が続かなくなって呼吸をするたびに「うえっ。吐きそう。」と外へ飛び出していく。
落ち着くと中に入ってまた「くさい」と外への繰り返し。
私はといえば数分座っているうちにすぐにニオイを感じなくなってしまった。
人間は慣れる生き物だ。
受付の方いわく「ペンキの塗り替えをしたんです」とのこと。
なるほど納得。
ニオイに敏感なのも大変だねえ。
診察の結果は「かるいけど風邪だよ」とのこと。
あら。
風邪でしたか。
「のども腫れてないしたいしたことはないけれど薬だしとくから月曜日になっても具合が悪ければ連れてきて」と先生。
了解です。
病院のあとは公文。
公文のあといちごは今日もマスコットづくり。
お風呂の時間だからもう片付けなさいと言っても「あとちょっとだから」「ここまで」「あとほんの少し」と、さまざまな理由で縫い続けるいちご。
自分で作り方を見ながらやっているようなのでほうっておいたら、ミニケーキのはずがおまんじゅうのようになっていた。
作り方の工程がだいぶ省略されているようだ。
「えー。こっちの方がかわいいからいい。」といちごは言う。
なるほど。
本人が気に入っているならそれでいいよね。
楽しければそれがなにより。