血液検査と点滴(いちご小5・みるく小3)

クリスマス・イブ。
小学校は今日が今年最後の授業なのだが、みるくはお休み。
扁桃腺があいかわらず膿んでいるので、朝一で耳鼻科の診察へ。
膿を少し吸い出し、薬をぬり、吸入。
薬を処方していただき帰ろうとしたところを先生に呼び止められる。
「もしウイルス性の扁桃腺炎だと肝機能障害をおこすおそれがあるから、一応内科に行って血液検査してもらって」
先生はさらりと怖いことを言う。
紹介状を受け取り耳鼻科→小児科へと、一昨日と逆の道をたどる。
ところかわっていつもの小児科。
「まあ可能性がないわけじゃないけど、どうみても違うよなあ」と紹介状を読みつつ先生がつぶやく。
そして「血液検査と点滴するから一時間後に迎えにきて」と診察室を追い出される私。
一時間後に迎えに行くとすでに点滴は終了していた。
点滴の効果が出ているのか、みるくの顔色が良い。
高い熱も出ていない。
もしかしたらみるくの病状は昨日がピークで今日からは快方に向かうのかもしれない。
家に戻るとみるくはクリスマスの靴下を見ながら「まだ何も入ってないよね・・・」とつぶやいた。
そして靴下の中に手をつっこんで「あれ?」と驚きの声をあげた。
「なんか入ってるよ?」と期待しながら取り出したのは新幹線のぬいぐるみ。
「あー。そうえいば入ってたっけ。」とみるくが笑う。
リビングに飾ってある靴下はサンリオで数年前に買ったもので、キティちゃんと新幹線の2種類がある。
それぞれ外側のデザインポケットにキティちゃんと新幹線のミニぬいぐるみが入っている。
そのぬいぐるみがみるくの靴下の中に入っていたらしい。
本物のプレゼントが届くのは今日の夜中ぐらいだろうね。
「あ!そうだ!あれつけなきゃ!」とみるくがブラウザをたちあげて検索したのはNORADのサンタ追跡システム。
画面上では北極にいるサンタさんがせっせと出発の準備をしている。
毎年追跡システムのバージョンが少しずつかわるので楽しい。
夕方いちごは体操教室と公文へ。
「今日の公文は早く終わらせて帰る」と豪語していたわりに約束の7時半を過ぎてもいちごから連絡がこない。
しかたがないなあと連絡を待たずにお迎えに行ったら、なんといちごは7時半にはプリントを終えてずっと私にメールを送っていたという。
携帯を見たら、充電が切れていた。
ごめんねー。
新しい携帯は充電の減りが早いのを忘れていたよ。
でもさ。
携帯にメールしても返事がないなら自宅に電話すればよかったのでは?
臨機応変にいこうね。