バレンタイン当日(いちご小2・みるく年長)

いちごもみるくも自分でつくってラッピングしたチョコレートを持ってご機嫌で出かけていった。
私は年長組最後のお食事会へ。
昼食後みるくを迎えに行くべく急いで幼稚園へ。
なぜ急いだかというと昨日たまたま一番に到着したらみるくが大喜びしたからだ。
その時みるくは私の顔を見るなり満面の笑顔で走り寄ってきて「ママー!いちばんー!やったー!」と叫んだ。
お迎えが一番だととてもうれしいのだそうな。
「これからいっつも一番にお迎えにきてね」と指切りまでさせられた。
毎日は無理だけれど努力しますと約束したのでがんばってみた。
そのかいあってなんとか一番に青コース(おむかえコース)の列に並ぶことができた。
みるくは一番のりには喜んだもののうかない顔。
肩を落としながら「みるくだれにももらえなかった」とつぶやいた。
あーそうかー。
残念だったね。
でもお友達にチョコをあげたら喜んでもらえたんでしょ?だったらよかったじゃない。
フォローする私の言葉もむなしく「みるくもチョコもらいたかった」と寂しげだ。
男の子に生まれた以上きっとこれから毎年この日は複雑なんだろうなー。
そんなみるくにひとつ作戦をさずける。
バレンタインにチョコをもらいたかったら数日前からちょーだいちょーだいと言っておけばいいんだよ。
こういうことはアピールが大事なのだ。
直接本人にお願いすれば相手にその気がなくても友チョコか義理チョコはもらえるもんだよ。
「ほかになにか作戦はないの?」とみるくが言う。
正攻法で行くなら事前に好きだということを伝えておくのがいいんじゃない?
「ほかには?」とさらにみるくが聞いてくる。
あとは今日みるくがしたみたいに自分からチョコをあげる手があるよ。
おかえしをもらえるかもしれないしね。
「ほかには?」
ほかには思いつかないなあ。
パパにも聞いてみて。
なにか良い作戦を伝授してもらえるかもよ。
とりあえず今年はののかちゃん(仮名)やお友達に喜んでもらえてよかったということで満足したまへ。
人を喜ばせることができるというのはステキなことよ。
チョコはママがつくったトリュフをどうぞ。