ホワイトデー(いちご14歳5ヶ月みるく12歳5ヶ月)

ホワイトデーのお返しをするにあたり。
3人のうち2人の家は分かるけれど、1人は隣駅に引っ越してしまったので家が分からないとみるく。
「だから、学校帰りに僕の家に寄ってくれるって。Tくんもうちにきて一緒に渡すことになった。」と言う。
なるほど。
しかし待てども待てどもその彼女がなかなかこない。
「なんかねえ。宿題の桜の木の観察するって言ってた。」とみるく。
じゃあいっそ学校まで渡しに行ったら?
「でも入れ違いになっちゃうかもしれないから」
確かに。
結局それから30分ほど待って彼女到着。
玄関から彼女がたいそう喜んでいる声が聞こえてきたのでよかった。
その後みるくは残り2人の家へお届けに。
「二人一緒にいたから渡してきたー。ほかのみんなも届けにきてたよ。」とみるく。
「Tくんはゴディバですごいって言われてたけど、僕のもおいしいから食べてよってすすめたらみんな一口食べて『なにこれ、うまっ!』って好評だったよ。」と言う。
「おいしいって喜んでもらえてうれしかったよ」とみるくが笑う。
それはよかった。
「あとね。Kさんは行列するお店だって知ってた。でも買ったことはなかったんだって。僕はお店のこと自分では言ってないよ。」
塾で渡した時もお店を知っている男の子が一人いたらしい。
小学生の情報力おそるべし。
とにもかくにも、ちゃんとお返しすることができてよかった。