図書券(いちご6歳4ヶ月・みるく4歳4ヶ月)

いちごとみるくが通っている公文では出席するたびにシール帳にマルがたまる。
マルが50たまると消しゴム、100で鉛筆、150で文房具(そのつど違う)、200で図書券がもらえるのだ。
一年かけてマルを200ためたいちごは今日ようやく念願の図書券をいただいた。
即席の図書券ダンスをつくって踊り喜ぶいちご。
うれしいのは分かるのだがその振り付けが昔なつかしのインベーダーゲームのインベーダーのような動きなのはなぜだろう。
公文の帰りにさっそく本屋へ。
図書券をもらったらこれを買う!といちごが決めていたのは「たのしい幼稚園
付録がたくさんついている子供向けの雑誌だ。
プリキュアの本買うの〜」と売り場を見て回ったいちごが最終的に手にしたのは「おともだち」
おともだちは2・3・4歳向け。
入園準備号って書いてありますよ、いちごさん。
4・5・6歳向けの「たのしい幼稚園」の方がよいのでは?
「だってキッチンセットがほしいの!」といちごが言う。
表紙にのっているプリキュアの絵とキッチンセットの絵で決めたらしい。
彼女にとって重要なのは付録の内容であって本の内容ではないのだ。
わかったわかった。
君の図書券だ。
好きなものを買いたまへ。
「みるくはこれー!」とこちらも表紙のみで「小学三年生」を選ぶみるく。
一年生ならともかくいきなり三年生はないだろう。
「だってムシキングのカードがのってるよ!」とみるくは言う。
欲しいのは分かるけど今日は一冊だけ。
いちごの図書券だからいちごが選ぶの。
「みるくもこれほしいー!」
当然みるくは大泣きである。
あと3回公文に行けばみるくも図書券をいただけるはずだからそれまで我慢しなさい。
「いやー!今日がいいのー!今日ほしいのー!」
雑誌を棚に返してくるよう指示したあとしばらく放っておいたら5分後には「・・・これかえしてくる・・・」と一人で本を戻しに行った。
お。えらいぞみるく。
思わず感心してしまった。
帰宅後いちごは付録ざんまい。
最初に男の子向けの付録を組み立ててみるくにプレゼント。
次に自分のキッチンセット。
以前この手の雑誌を買った時はほとんど私が組み立てたのだが今回は全く手を貸さずにすんだ。
子供の成長ってすごい。
これだけ自分でいろいろつくれるならたまには買ってあげてもいいかも・・・