グアムへ出発:その1

朝食時、牛乳を残したいちごに「牛乳飲まないの?」と聞いたところ「えー。おトイレ行きたくなるからダメよー。」という返事がかえってきた。
旅行前にはトイレを控えるなどということまで自分でしっかり考えるようになったのかと驚いた。すごい。
かしこいのう、いちご。
それを聞いて私も水分を控えるべきであったと思ったが時すでにおそし。
8時少し前に家を出て地下鉄で天下茶屋へ向かう。
途中森ノ宮駅を通る時にみるくが「もりもりや」と言った。
いちご:「もりのみやだよ」
みるく:「もりもりや」
いちご:「も・り・の・み・や」
みるく:「も・り・も・り・や!」
笑える。
天下茶屋南海電車に乗り換えて関西国際空港へ。
けっこう混雑していてチェックインや出国手続きに時間がかかった。
1時間半前に到着したのにほとんど待つ間もなく搭乗時刻になった。
飛行機には大きなハイビスカスの花。
「ジャルでリゾッチャ」気分満載である。
グアムまでは3時間半。
まずビンゴカードが配られる。
ドリンクサービスにつづき機内食
子供用のチャイルドミールはリゾッチャの絵がついた黄色いお弁当箱に入っていた。
中身もサンドイッチのくるくるロールやくまの顔型のポテトサラダなどかわいらしくつくられている。
トーマスのラムネもついていていちごもみるくも大喜びだ。
食後のトイレをすませて席に戻るとすでにビンゴゲームがはじまっていた。
退屈するひまなどなし。
けっこうスピーディーにゲームが進むのでみるくと私の二人分を一度にするのは至難のワザであった。
いちごは自分でせっせと穴をあけビンゴの景品のパスポートケースのようなものをいただいていた。
よかったね。
ゲームのあとは二人にプリキュアのぬりえ本を渡しておきその間に入国カードを記入。
ぬりえのあとは折り紙。
そんなことをしている間に飛行機は着陸態勢にはいった。
グアムって近い〜。なんてラクなフライトだったのかしらとちょっと感動。
みるくがぐずるひまもなかったな〜などと考えた私は甘かった。
問題はここからだった。
グアム国際空港はものすごく混んでいた。
ちょうどいくつかの便の到着が重なる時間なのだろうか。
入国ゲートに長蛇の列。
ここで疲れと眠気におそわれたみるくがぐずりはじめる。
列に並んでいる間床をころげまわって大泣き。
「いやだ〜いやだ〜」の大騒ぎ。
何がいやなのかさっぱりわからず。
きっとなにもかもがいやなのだろう。
(下へつづく)