炊飯器で酢飯計画(いちご大2・みるく高3)

みるくが「炊飯器にポン酢と昆布を入れて炊くと酢飯ができるらしい」と言う。

「これで酢飯ができたらラクじゃね?」と目を輝かせるみるく。

それは確かにラクそうだね。

でも酢飯は普通につくっても簡単だよ?

「いやいや。酢を火にかけて材料とかしてあとでご飯とまぜて・・・って面倒だよ」

「かといって市販の酢飯の素とかはおいしくないし」とみるくが言う。

確かにねえ。

炊飯器で炊くだけでできるならありがたいかも。

さて。結果は。

「うーん・・・。酢飯ではないな。」とみるくが眉を寄せる。

「あ。これはポン酢ご飯ですね。」といちご。

「おいしいよ、ポン酢ご飯」といちごが続ける。

「いやー・・・。納得いかない・・・。」とみるく。

結局みるくはポン酢ご飯に鯖缶をあわせて錦糸卵やきぬさや、ちくわ紅ショウガを刻んでちらし寿司に仕上げた。

見事である。

「あともう一品つくりたいものがある」とみるくが再び鯖缶を使って作ったのは鯖ユッケ。

「ユッケは何でつくってもはずさないね」と豪語するみるく。

うん。これもおいしいね。

解凍したマグロもカットして豪華な夕食となった。

ごちそうさまでした。