かぐや姫に憤るいちご（いちご大１・みるく高2）

いちごが授業でかぐや姫の実写版映画を観たという。
どのかぐや姫？と聞いたらいちごが「科捜研の人の」と言う。
沢口靖子さんの竹取物語ね。かぐや姫がすごくきれいだったでしょう？と、当時の記憶を思い出しつつ問う私にいちごは強い口調で答えた。
「かぐや姫もお着物もきれいだったけど、あのラストがゆるせない！」
ほう。ラストと言うとあの・・・
「そう！ＵＦＯがきたのよ！平安時代なのに！ここはやっぱり牛車でしょ！ゆるせない！」
「宇宙人設定ってどういうこと！」とかなりご立腹な様子である。
でもねえ。月からくることを考えるとそれはそれで正しい解釈では？
「いやー、ゆるせないわー。わびさびとか風流とかそういうものはいったいどこに？雰囲気ぶち壊しじゃない。」といちごが言う。
気持ちはわかるけれども、まあ落ち着いて。
どうどう。
久しぶりに観てみたいなあ、竹取物語。
あの映画は衣装が平安絵巻のように美しかった印象が強い。
レンタルあるかしら。