みるく空手部へ(いちご高3・みるく高1)

4月の段階ではみるくはオリエンテーション部に興味を示していた。
てっきりそこに入部するのかと思っていたが、高入生グループメンバーのうちほとんどが勉強時間が減るという理由で部活に入らなそうなのを見て躊躇しだしたようだ。
「2人くらいかな、部活に入ったのは」とみるく。
ふーむ。それは悩むね。気持ちは分かる。
でも、君。
部活をせずに早く帰宅してもまったく勉強していないよね?
だったら部活に入って青春した方がよいのではないだろうか。
と、何度かすすめてみたものの、馬耳東風。
このまま帰宅部で高校生活を終えることになるのかしら?と思った矢先。
パパがみるくに「5月中に運動部に入れっていったよな」と厳しめに一言。
パパの声が本気モードだったのに気づいたみるくはさすがにやばいと思ったらしく、昨日の今日で空手部に入部してきた。
早いな。
「けっこうまじめにやってるからきつい。そして足のイボが痛すぎる。」とみるく。
空手部って高校生部員がほとんどいないんじゃなかった?と懸念していたことを聞くと
「うん。ほとんど中学生。でも高1が他にも入部したから。僕のクラスはいないけど。」とみるくがこたえてくれた。
おお。それはよかった。
他のクラスの高1生と知り合えるのは良いことだ。
「うん」とうなずくみるく。
「文化祭で空手部はわたあめをつくるらしい」
「以前は演舞だけ披露していたんだけど、それはきついなってことになって、数年前に文化祭改革があったらしいよ。」とみるくが言う。
「黒帯の先生は金曜日しか指導にこないから、月曜と水曜は茶帯の先輩が教えてくれるみたい」
「流派が違うからいろいろきついけど、全体の流れは同じだからなんとかなりそう」
ふむふむ。
なんにせよ空手部で心身を鍛えることはとても良い事だと思うよ。
縦や横のつながりもできるしね。
足イボ治療をすすめつつ、がんばってください。
そして、部活してるから勉強時間がないと言うのではなく、短い時間で集中して勉強する習慣を身につけてくださいな。