犬のキャラクターとキミスイ(いちご17歳7ヶ月・みるく15歳8ヶ月)

先日、いちごと話している時になぜかフジテレビのキャラクター、ラフくんの話になった。
いわゆる青い犬である。
最近私は人や物の名前が思い出せないことがよくあり、アルツハイマーをおそれているのだが、この時もラフくんの名前が分からず検索したのだ。
画像を見せるといちごは「ああ、わかった」と納得。
そして「そういえばお笑い番組って犬のキャラクター多くない?」と言う。
「ほら、黄色の長い犬とか」といちご。
お笑い番組の黄色の長い犬???
なんだろう・・・
私が悩んでいるといちごが「描けるかなあー・・・」と言いながら鉛筆で紙に絵を描きはじめた。
「ほらこれ。伝わるかなあー・・・」と自信なげにいちごが見せてくれた絵を見た瞬間わかった。
まんまちゃんだ!
うろおぼえ状態で描いたわりには上手い。
なるほど。確かに黄色い犬。
長い犬って縦に長かったのね。ダックスフントみたいな犬を想像していたよ。
私がそう言うといちごが「そっちに長いのを想像するとは思わなかったよ。縦と横の違いがあるとは!」と驚きながら大笑いしていた。
いやいや。
長い犬と聞いたらどちらかといえば横長を考えてしまいがちなのではないだろうかと私は思うがどうなんだろう。
やはり言葉というものは受け取り側に全ての意味が託されてしまうんだなあ。
以前『君の膵臓をたべたい』を読んだ時に強烈に心に残った一文がある。

「言葉は往々にして、発信した方ではなく、受信した方の感受性に意味の全てがゆだねられている。」

同じ言葉を聞いてもそれをどう受け取るかは人それぞれ。
受け取り手のフィルターを通して言葉は届く。
どんなに心をつくして発した言葉でも曲解されてしまうこともあるだろう。
発信側にできることは限られているが、それでもできる限り気をつけて言葉を発するようにはしたい。