暗唱の「しょう」(いちご中3・みるく中1)

離任式で読みあげる先生へのメッセージを原稿用紙に書いていたいちごが聞く。
「あんしょうってどう書くんだっけ・・・」
クチヒヒだよ、と私が言うといちごは眉間にしわを寄せて考えながら口偏の横にカタカナのヒを2つ縦に並べて書いた。
まてまて。
なんの字だ、それは。
さらに考えこみながらいちごが書き直した字は口偏に火が2つ。
「なんか違うな・・・」とつぶやくいちご。
そりゃ違うでしょ。
大丈夫か、受験生。
ゲシュタルト崩壊かい?
日が2つだよ、と教えると「ああ!合唱のしょうって言ってくれればわかるのに!」といちごが叫んだ。
そういうものですか。
「ところでゲシュタルト崩壊ってなに?」といちごが聞く。
調べてごらんと言うといちごはiPadで検索をはじめた。
いちごが見せてくれた検索結果に表示されていた文字は「夏至タルト航海」。
どこまでずれているのか君は。
おもしろいけれど。