お皿みたいな月(いちご中1・みるく小5)

「今日は午前授業なんだよ」とみるくが朝からご機嫌だ。
お昼過ぎに学校から帰ってきたみるくはすぐに「4時すぎに帰るから!」と友達の家へ出かけて行った。
その後、塾へ。
いちごは4時少し前に帰宅。
少し休憩してからいちごと二人で塾のカウンセリングを受けに行く。
先日受けた入塾テストの結果を見ながら教室長と親子面談。
「英語と国語に関しては基本問題はほぼできており、問題ないです。
数学は・・・ちょっと苦手かな?」と先生。
「反比例はまだ習ってなかったから・・・」といちご。
反比例はともかく割合のところは明らかに理解不足だ。
間違った問題を確認し、いちごの弱いをところを把握する。
いちごの現状について塾と共通の認識が持てるのはありがたい。
カウンセリング終了後、いちごはそのまま体操教室へ。
一時間後。
帰宅したいちごが玄関を開けるなり
「あのね、あのね、お皿みたいな月がでてたよ!」と報告してくれた。
「今すぐ出れば見れるよ」と言うので外へ出る。
西の空に爪跡のような月が浮いていた。
「にじむとお茶碗みたいに見えるね」といちご。
そうだね。
チェシャ猫の口にも見えるけど、と言ったらいちごがおもしろそうに笑った。
今日は一緒に月が見られて良かった。