今を大切にしよう(いちご小6・みるく小4)

昨夜同級生の訃報が届いた。
中学・高校・大学と一緒だった友人だ。
突然のことだったので半信半疑のまま告別式に参列した。
卒業以来一度も会っていなかった彼女はとてもきれいになっていて、遺影の中で幸せそうに笑っていた。
私はやはり実感のわかないままお焼香をすませ、手を合わせて祈る。
私の中の彼女はまだ学生時代のままで、富士登山にそなえてマラソンで体力づくりをしながら元気に笑っている。
驚きも悲しみもベールを一枚隔てた向こう側にあるようにぼんやりしている。
彼女が愛したご主人が挨拶で言葉をつまらせた時、ようやく大人の彼女と子供の彼女が私の中で重なって泣くことができた。
家にもどるとみるくが先に帰宅していた。
みるくに清めの塩をかけてもらいながら、怖くなる。
当たり前のように繰り返される日常が決して当たり前のことではないのだと思い知らされる。
明日がくる保証など、どこにもない。
それでも。
私たちは生きている。
だから。
後悔しないように、精一杯生きていきたいと思う。
毎日を。
感謝して。
大切に。