鬼押し出し(いちご8歳7ヶ月・みるく6歳7ヶ月)

今日は鬼押出し園。
鬼押出し天明3年(1783)の浅間山大噴火によって生まれた溶岩台地で、「火口で鬼があばれて岩を押し出した」という当時の人々の恐怖の心情がこの名前の由来となっている。
朝8時にオープンと同時に入園。
さすがにまだ人がほとんどきておらず貸し切り気分である。
鬼押出しの溶岩は両輝石安山岩だと知ったいちごが不思議そうに言う。
安山岩は灰色のはずなのに黒いね」
地表や地表付近でマグマが固まって出来た岩石が火山岩だが、そのうち中間色(灰色)をしたものを安山岩とよぶ。
いちごは白っぽい=流紋岩、灰色っぽい=安山岩、黒っぽい=玄武岩と覚えているので玄武岩だと思ったらしい。
浅間山の溶岩は石基中に斜長石の斑晶、黒色の普通輝石と紫蘇輝石の二種類の輝石が密集含有している。
「両輝石」とは二種類の輝石という意味なのだ。
浅間山の溶岩の主な造岩鉱物は斜長石と輝石なのでその点では玄武岩に近い。
しかし玄武岩安山岩の境界線は二酸化珪素の比率で分類されるため、
浅間山の溶岩は二酸化珪素が53〜63%でアルカリ成分の少ないものという分析の結果で安山岩ということになっている。
そんなわけで浅間山の溶岩が玄武岩なのか安山岩なのかはけっこう難しいラインなのだ。
いちごが「黒っぽいから玄武岩じゃないの?」と考えたのも無理からぬことである。
私もくわしく調べて初めて知った。
当時の噴火の激しさを伝える岩海(がんかい)の間をてくてくと一時間かけてひとまわり。
すごい迫力である。
10時くらいから混みはじめるらしく私達が園を出るころにはだいぶ人が増えていた。
鬼押出し園を出たあとすぐ近くにある浅間火山博物館へ。
浅間山の歴史や噴火の状況についての映像を見ることができる。
帰りに白糸の滝によりマイナスイオンあびる
こちらはすでにかなり混雑していた。
「おなかすいたー」といつものごとくまんま小僧がさわぎだしたので岩魚の塩焼きを食べる。
一串700円也。
高い。
でもおいしかった。
化粧塩がたっぷりついたしっぽ部分をうっかり食べてしまったみるくが「からい〜」と涙目になっていたのが笑えた。
お昼はかぎもとやでそばを食す。
みるくは大ざるをぺろりと完食。
そのうえ「まだたりない」といちごのそばに手をのばす。
まんま小僧おそるべし。
夜はO家のみなさまと一緒に牧場で焼き肉。
Rくんは中学一年になっており身長はすでに私を越し足のサイズは26cmだという。
男の子ってすごいなー。