日光ドライブ(いちご小3・みるく小1)

ドライブで日光へ。
まずは東照宮
言わずと知れた徳川家康の霊廟である。
見所はやっぱり陽明門。
無数の彫刻が全ての空間を埋め尽くしている。
いちごみるくが楽しみにしていたのは魔除けの逆柱(さかばしら)。
陽明門を支える12本の柱のうち、一本だけ文様が上下逆さまに刻まれているのだ。
これは「形あるものは完成した瞬間から崩壊が始まる」といわれることから一カ所完璧ではない部分を残して建物の長持ちすることを祈ったのだという。
私が一番印象的だったのは薬師堂の鳴竜。
天井に描かれた竜の頭の下で拍子木をたたくと天井と床とで共鳴して鈴を鳴らしたような余韻が聞こえるのだ。
ほかの場所でたたいてもこの余韻は聞こえない。
実におもしろい。
日光東照宮のあと、ガイドブックに載っていたお店・割烹与多呂(かっぽうよたろ)で湯葉会席を食す。
偶然だが「ひみつのアラシちゃん」の日光特集でメンバーが食事をしていたのもこのお店だったらしい。
ランチを3つ注文していちごみるくに半分ずつ食べさせようと思ったら「サービスです。お子様にどうぞ。」とご飯、お吸い物、天ぷらをつけてくださった。
天ぷらはしっかり二人分。
あまりのサービスに恐縮してしまった。
ありがとうございました。
食後、中禅寺湖まで足をのばし、日本三名瀑の一つである華厳の滝を見る。
中禅寺湖から流れてきた水が100mの岩盤を一気に流れ落ちる様は圧巻。
見にきてよかった。
明智平からロープウェーで展望台にあがると中禅寺湖華厳の滝を一望することができる。
中禅寺湖男体山の噴火によって流れ出た溶岩が大谷川をせき止めてできた堰止湖。
あまりに見事な堰止湖にしばし見とれる。
美しい・・・と感動する私の横でいちごが「これが鼻の穴の湖かあ〜」と笑う。
地図上で見る栃木県は人の横顔に似ている。
その横顔のちょうど鼻の部分に中禅寺湖が位置しているので「鼻の穴みたいだ」といちごみるくは言うのだ。
風情はないが地図上の知識と実際目で見た記憶とがつながればまあよしとしよう。
帰りに宇都宮に寄ってみんみんで餃子を食す。
安くておいしい。
帰宅後、ご近所ママ飲み会。
実に盛りだくさんな一日であった。