パパとお風呂(いちご3歳3か月・みるく1歳3か月)

玄関が開く音がした。
「あ!パパだ!」といちごが走り出し、みるくもそれに続いた。
「パパー!パパー!」と大歓迎のパパコールのはじまりである。
みるくもようやく「パパ」と言えるようになった。
二人ともパパの足下にまとわりついて離れない。パパ大人気である。
お風呂に入る準備をするといちごは「パパとお風呂入る!」と高らかに宣言した。
「パパはこれからご飯だからママと入ろうね」と言うと「パパといちごちゃんとみるくと、お風呂入るの!」と言う。
「ママも一緒に入っていい?」と聞くと「んーん!パパと入るの!」ときた。
パパが家にいる時はなにがなんでもパパとお風呂に入りたいらしい。
少しでもパパと一緒に過ごしたいのだろう。
仲良くお風呂に入ってらっしゃーい。
みるくはお風呂でのぼせたのか泣き出し、ベッドに連れて行ったらすぐに眠ってしまった。
いちごはまだまだベッドに行きたくない様子で、パパの食事につきあってちょこちょことつまみながらパズルをしている。
昨日から日本地図パズルにはまっているのでパパに「これは何県?これは何県?」と次から次へと聞いている。
このパズルは小さいパーツがあって難しいのでみるくが間違って飲み込まないようにずっと封印していたのだ。
公文の教室やお友達の家でこのパズルをして気に入ったようなので使ってみることにした。
北海道は3ピースしかないので簡単らしく最初から迷うことなくはめることができる。
沖縄県佐渡島もできる。
他の県はまだわかりにくいらしくなかなかはめることができない。
それでも何度もやっているうちに慣れてきたのか特徴的な県は見つけることができるようになってきた。
次第に眠気が強くなってきたのか、無口になり動作も遅くなってきた。
ベッドに連れて行くとほどなくして眠りについた。
少しだけれどパパと遊べてよかったね。