ひまそうなネギ(いちご高3・みるく高1)

キッチンに入っていったみるくが「ひまそうだな」とつぶやいた。
なんのことだろう?と不思議に思いつつみるくを観察していたら「なんかひまそうにしている」と調理台を見ながらつぶやいている。
「料理されるのを待ってるってかんじ。」とみるくが言う。
キッチンへのぞきに行ってみると、みるくがじっと見つめていたのは長ネギの青い部分であった。
白い部分だけ料理に使ったので、残りをどうするか悩みつつそのまま置いてあったのだ。
なるほどなるほど。
ぽつんと残されたネギの一部がひまそうに見えたと。
おもしろい感想だ。
ひまなままではかわいそうだから、中華スープの煮込みにでも使いましょうかね。