いちご徹夜(いちご15歳10ヶ月・みるく13歳11ヶ月)

夏休み最終日。
朝起きるとみるくが都道府県調べの宿題に取り組んでいた。
どうやら昨夜は寝ていないらしい。
「もうちょっとでこれ終わる−」とみるく。
そして、都道府県調べを終わらせた後、ご飯を食べてともだちとLINE。
美術館レポートの台紙をなくしたらしく、FAXで送ってもらえないか聞いているようだ。
「既読つくのに誰も連絡くれないー」とみるく。
そりゃあ夏休み最終日だから、とっくにみんなはレポートを書き終わっているでしょう。
白い状態の台紙が残っているわけないじゃない。
「あ、そうか」とみるく。
写真を送ってもらって、フォームだけまねて同じように白い画用紙に描くしかないんじゃない?
その後もなかなかともだちと連絡がとれないようで、そうこうしているうちにみるくは床につっぷして眠りに落ちてしまった。
そのまま数時間。
いちごが「みるく!お寿司食べに行くって!」とフェイクで声をかけるもやはり起きず。
起こしても起こしても眠りに戻ってしまうので、仕方なく本当にお寿司を食べに行くことにした。
ちょうどお腹もすいていたらしく、ようやく目を覚ますみるく。
お寿司を食べて、残りの宿題もがんばりましょう。
帰宅後、ようやくともだちから画像をもらったみるくはまず提出用紙を作成。
ここでいちごが助け船を出した。
なんと画像の台紙そっくりにタイトルを書いてくれたのだ。
一見本物のように見える素晴らしい仕上がりだ。
いちごに感謝したみるくはレポートを一気に書き上げて終了。
そのいちごは宿題が終わらず朝の6時近くまで寝ないで取り組んでいた。
一時間後、起きられるかな?