ラーメン職人みるく(いちご15歳10ヶ月・みるく13歳11ヶ月)

夏休みの美術の宿題である美術館レポート。
その台紙をなくしたみるくはいちごに台紙タイトルを書いてもらって提出したのだが、そのしあがりを見た友人たちから「みるくのねーちゃんすごい」と大絶賛されたらしい。
さもありなん。
本物と比べても遜色のない出来だったからね。
「いちごに感謝しなよ」といちご本人がみるくに言う。
確かに。
「ありがとう、いちご」と棒読みで言うみるく。
気持ちがこもってないように聞こえるけれど、照れ隠しだろう。
夕食にラーメンが食べたいとみるくが言う。
パパが福岡出張のお土産に買ってきてくれたとんこつラーメンが食べたいらしい。
夜ごはんにラーメンというのは抵抗があるけれど、たまにはいっか。
みるくが見本写真を見ながら「もやしとー、卵とー、紅ショウガはいるね!」と言う。
「ネギは・・・どうしようか。ある?」とみるく。
白ネギなら確か冷蔵庫にあったはず。
「とりあえず卵ゆでるね。固めがいいかな?」と言いながらみるくがクックパッドで検索したレシピを見ながら卵をゆでてくれた。
できあがった卵は見事な半熟卵。
「あれ?半熟だ。固ゆでのつもりだったんだけど。」とみるく。
タイトルに半熟とは書いてないけれど、このレシピなら明かに半熟用でしょう。
結果から言えば大正解で、みるくがゆでてくれた卵は絶妙な半熟加減でまことにおいしかった。
白身大好き派のいちごまでもが「卵の黄身がこんなにおいしいとは・・・」と驚いていたほどだ。
そのレシピはぜひとっておいてくれたまへ。
ラーメンにこだわりを持つみるくは、炒めたもやし、焼き豚、紅ショウガ、半熟卵を美しくもりつけていく。
見た目が美しいとおいしさも2割増しである。
ごちそうさまでした。
あ。ネギ忘れてた・・・。