熱田神宮こころの小径と七里の渡しとひつまぶし

熱田神宮に「こころの小径」なるパワースポットがあるらしい。
母が最近知ったというその「こころの小径」を案内してくださるというのでありがたくついていく。
こころの小径に入ることができるのは朝9時から夕方4時まで。
今まで一度も聞いたことがなかったなーと思い調べてみると、こころの小径が一般公開されたのは2012年12月かららしい。
わりと最近なのね。
小径を歩いて行くと道沿いの杭の上に赤い椿が道しるべのようにてんてんと置いてある。
きっと誰かが通りすがりに拾ってはのせて行ったのだろう。
目に楽しいので私も誰かのまねをして椿を拾ってはあいている杭にのせてみた。
少し歩くと土用殿(どようでん)がある。
明治26年の本殿御改造までは草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)がここに奉安されていたらしい。
その先には清水社(しみずしゃ)。
湧き水の中にある苔むした石は、楊貴妃の石塔の一部との説もあり、三度水をかけて祈念すると願い事がかない、この水で肌を洗えば綺麗になるともいわれているらしい。
少し離れた場所にある石に水をかけるのは難しいかと思ったが、意外と簡単だった。
ばっしゃばっしゃと三回水をかけて、祈る。
湧き水がさらさらと流れているなら少しだけ試してみたいと思っていたが、池のように停滞している水だったのでそれをすくって顔を洗う気にはなれなかった。
さらに先へ進むと一之御前神社(いちのみさきじんじゃ)がある。
ここは熱田大神(あつたのおおみかみ)の荒魂(あらみたま)をおまつりしているのだそうな。
こちらもお参りしてから先に進むと本宮の裏側に出た。
裏側って初めて見たなあと思いつつぐるりとまわって表に戻る。
本宮でお参りをしてから信長塀と二十五丁橋なども案内していただき、神宮を出て、七里の渡し跡へ移動。
堀川と新堀川の合流地点にあり、東海道宮の宿から桑名へ渡る渡船場跡である。
桑名までは順調にいって4時間から6時間ほどの船旅だったといわれているそうな。
七里の渡しをあとにしてあつた蓬莱軒本店(蓬莱陣屋)へ向かう。
夕食にひつまぶしをいただくのだ。
実は私は本店にくるのは初めて。
神宮店より雰囲気がいいなあ。
久しぶりに食したひつまぶしはさすがのおいしさ。
「これうまいなあ!」とみるくが感激している。
おいしいうなぎを堪能し、Yちゃんからみるくの入学祝いとお菓子までいただき、感謝しつつ帰宅。
幸せな一時であった。
ごちそうさまでした。