眠り姫(いちご17歳5ヶ月・みるく15歳6ヶ月)

少し前のことになるが。
予約半年待ちのお鮨屋さんの予約がようやくまわってきたのだがインフルエンザで行けなかった。
残念すぎると嘆いていたらパパの知り合いの方の予約枠に入れていただけることになった。
なんとありがたい。
出張から戻ったばかりのパパと現地で待ち合わせ。
うん。素敵なお店だ。
つまみからお寿司までをコース風にいただいたが、ひとつひとつの仕事が丁寧でどれもこれもおいしかった。
あー。幸せだあー。
素敵なお料理は素敵すぎるお値段でちょっとびっくり。
パパさん、ごちそうさまでした。
感謝です。
お店を出て歩きながら二人で出かけるのっていいなと思う。
たまにはまた二人で出かけましょう。
帰宅後、夕食の準備をしていちごが塾から帰ってくるのを待つ。
ところが、待てども待てどもいちごが帰ってこない。
みるくと「いくらなんでも遅くない?」と話しながらふと気づく。
もしかして、部屋にいるのでは?
二階にあがってみると驚くべきことに、いちごがパジャマ姿でぐーすかと眠っていた。
いちごを起こして塾は?と聞くとまわりを見回しながら「あれ?夜?」と寝ぼけている。
つまり。
いちごは昨夜から今日の20時すぎまで眠り続けていたわけである。
塾も行かずにまる一日眠り続けるとは。
もう少し自分のスケジュール管理に責任を持ってください。