入試前夜(いちご高2・みるく中3)

いちごがつぶやいていた小話がおもしろかった。
それはこんな会話だった。
「サンタさん」
「『さん』つけないでいいよ」
「タ」
聞いた瞬間思わず「ふふっ」とふきだしてしまい、しばらく笑いがとまらなかった。
なるほどねー。
私がふふふと笑い続けているといちごが「絶妙でしょ。大好きなんだーこれ。」と笑う。
確かに絶妙だね。
それを聞いていたみるくがローラのモノマネをしながら「ローラだよ。老婆だよ。」と言ったのでまた笑ってしまった。
おもしろいな君たち。
そんな都立入試前夜。
みるくに勉強しないの?と聞くと「試験前日は勉強しないんだよ」と自信満々な答えがかえってきた。
ほう。
そういうものなのかしら。
前日に慌ててもしょうがないといえばしょうがないけれど、覚えたところがちょうど出題されるかもしれないし・・・。
と、なんだか私が落ち着かない。
当の本人はこたつでゴロゴロしている。
「今日は22時に寝ればいいかなー」と時計を見ながらつぶやくみるく。
明日は何時に出るの?
「7時くらいの電車に乗る予定」らしい。
早めに寝て明日に備えてくださいね。