しましまの看板(いちご16歳3ヶ月・みるく14歳3ヶ月)

今回帰省するにあたりずっとみるくが気にしていたことがある。
それは、しましまの看板だ。
「確か愛媛のインターおりたらあるんだよ。しましまの看板が。」とみるくは言う。
しまうま?
「しましま。しましまの看板。あのイメージが強いんだよね。」とみるく。
インターの降り口にしましまの看板なんてあったかしら。
なんのことだろう。
愛媛についたら確認してみましょう。
そんな話を何度かしていたのだが、すっかり忘れていた。
インターを降りた時、パパが「みるく、しましまってどれのことだ?」と聞いてくれたのでようやく思い出した。
全員であたりをきょろきょろ。
どこにもしましまらしきものはなし。
「あれー?ないなあ。名古屋だったかな・・・。」と自信なさげに言うみるく。
では名古屋でも見てみましょう。
というわけで、数日後。名古屋へ。
その道中、ふと思い出した。
そういえば。
とある交差点の角にゼブラというお店があって、そこにはゼブラ柄の看板があったような気がする。
さらに言うならしまうまもいたような気がする。
みるくが言っていたのはきっとそのお店のことだろう。
しかし残念なことに。
パパにその道を通ってもらったのだが、そのお店はなかった。
当然しましまの看板もない。
みるくの記憶が正しかったことを証明したかったのだが、残念だ。
するとみるくが「大丈夫だよ。Googleストリートビューにはタイムマシン機能があるから。」という。
え?そんな機能があるの?
調べてみると、スカイツリーなどの限られた場所でのみ時間旅行ができるらしい。
時計マークのついた場所がどんどん増えるとおもしろいだろうな。