友達ができたいちご(いちご15歳6ヶ月・みるく13歳6ヶ月)

朝起きると雨がざんざん降っていた。
しかも真冬のように寒い。
自転車をあきらめて電車で出かけるといういちごにコートを着るようすすめたが「面倒だからいい」と断られた。
雨がみぞれに変わり、「今日は真冬だと思ってください」とお天気キャスターが言っているので再度コートをすすめてみるも拒否。
ちなみに私はダウンコート二枚重ね。
暑がりのパパとみるくもコートを着て出かけて行った。
風邪をひかないかと心配していたが、いちごは元気に帰宅。
「お昼食べる時間なかった。工芸の教科書と辞書買いに行かなきゃいけなかったから。5分しかなかった。」といちごが言う。
「だからお弁当、夕飯の時に食べるよ。」といちご。
それは大変だったねえ。
さらに大変なことにいちごは購入した4冊の辞書を今日持って帰ってきたという。
歩いて持ち帰るには重いから自転車で行く日までロッカーに置いてくるよう提案したのになぜ。
「そんなには重くなかったから」といちごは言うがどう考えても重いだろう。
雨の中、お疲れ様でした。
「あとね。友達ができたよ。」といちごがクラスメートの名前をたくさん教えてくれた。
「昨日いちごね、ぼっちだと思って。ずーっとぼっちだろうなと思ってたから友達ができてよかった。」と淡々といちごが語る。
そんな風に考えていたのか。
あいかわらずマイナス面は口にしない子なのだなと驚いた。
サインを見逃さないように気をつけねばと再認識。
まずは友達ができて一安心。
楽しい学校生活になりますように。