屏風絵と労働基準法(いちご15歳0ヶ月・みるく13歳1ヶ月)

美術の宿題に使う金屏風の絵をiPadにて検索中のいちごさん。
「この桜が素敵だと思うんだけど、サイズがあわないんだよね」といちごが言う。
模写をするためにちょうど良いサイズの絵が欲しいのだそうな。
ぴったりのサイズはなかなかないだろうから、そこは君の技術であわせてくれたまへ。
「この前の火曜日に図書館が開いてれば図書館でいろいろ探せたのに」
「月曜日が祝日だったら月曜日に休めばいいのに、月曜日開けて火曜日休むなんてー。」とぶつぶつ言っている。
家にある美術書にはいい絵がなかったのだそうな。
絵を探しはじめて一時間経過したあたりでいちごが嘆きはじめた。
「もう一時間以上無駄にしているよー」
そのうちだんだん怒りがわいてきたようでなにやら主張をはじめた。
「休日の間も勉強しているから学生は休みがない!」
「労働基本法を守っていないではないか!」と声高に抗議している。
「人権人権!」と拳をあげて主張しているが顔は笑っているのであった。
「公民の勉強すると理屈っぽくなる生徒が必ずいるって先生が言ってたんだー」と笑ういちご。
ちなみに。
労働基本法じゃなくて労働基準法ね。
「え?そうだっけ?公民のテスト大丈夫かな・・・」といちごが顔を曇らせる。
疑問に思った時はすぐに教科書で確認しておくといいと思うよ。