魔法の呪文(いちご14歳3ヶ月みるく12歳4ヶ月)

朝、起きてきたいちごとみるくがファンヒーターの前をとりあっている。
温風が出る場所の前からどかされたいちごが怒って言う。
「なんでー?いちごが先にとってたのに!」
「ぼくがヒーターつけたの!」と言い返すみるく。
「ひどいー・・・」といちご。
また言い合いが長引くのかなあとため息をついていたらいちごが「でぶでぶでぶでぶ」と言い始めた。
それを聞いてふふふと笑うみるく。
「魔法の呪文。腹が立ってどきたくなる。でぶでぶでぶ。」といちごも笑いながら続ける。
「ぶでぶでぶで」と言い返すみるく。
「ぶでを連呼するとでぶになるー」と大笑いするみるく。
いちごも一緒に笑っている。
けんかになるかと心配したが杞憂であった。
朝からひと笑い。
笑い声はいいね。