鋸山 乾坤山日本寺(のこぎりやま けんこんざんにほんじ)

パパが少し前に「山へ行こう」と言いだした。
いいねえー。行ってみたかったんだよね、高尾山。ロープウェーでラクに登れるみたいだし。
と、思って賛成したら、行くのは鋸山だという。
山がまるごとお寺になっており、高さ31mの大仏様の石像があるのだそうな。
鎌倉高徳院阿弥陀如来は総高13.350m、御丈11.312m。
奈良東大寺盧舎那仏は総高18.18m、御丈14.85m。
鋸山日本寺薬師瑠璃光如来は総高31.05m、御丈21.3m。
数値で見るとかなり大きいのだが、実物は思っていたほど大きく感じない。
まわりの山が大きいので相対的に実際より小さく見えてしまうのだ。
奈良の大仏の方が大きく感じる」とパパとみるくが言う。
屋内で見る方が圧迫感が大きいからそう思うんだろうね。
比較の問題だね。
百尺観音と大仏様は見応えがあったし、地獄のぞきはそれはそれはおそろしい場所で強烈に印象に残るところであった。
でもそれよりなにより。
おそらく一番記憶に残るのはロープウェーからの道のりであった。
行き(下り)はよいよい、帰り(上り)はこわい。
急な階段をどれだけおりてのぼったことか。
非常に厳しい行程であった。
ちなみにそんな道のりをいちごは元気いっぱいに笑顔でさくさく進む。
みるくと私はひーひー言いながら休み休み進む。
疲れたけれど、思い出深い時間にはなった。
昼食はみるくがインターネットで探してくれたお店で海鮮丼や煮付け定食。
美味なり。
いいお店を見つけてくれてありがとう、みるく。
いちごは早めに家に帰って塾の予習をしたいと言っていたのだが渋滞で遅くなってしまった。
クラスには間に合ったが、予習は間に合わなかったらしい。
ごめんね。