マシュマロチョコ(いちご中1・みるく小5)

チョコレートのレシピを検索していたいちごが「今年はマシュマロチョコにしようかな」という。
マシュマロにチョコをつけるだけの簡単レシピだ。
さっそく湯煎でチョコを溶かして作業開始。
難しい作業は何もないので、いちごにおまかせ。
最初はマシュマロ全体にチョコレートをまぶしていたいちごだが、チョコで顔だけ描く方がかわいくしあがることに気づいて途中で進路変更。
つくっていくうちに飽きたのか「おもしろいのつくってみよう」とはさみでマシュマロをカット。
形を変えたマシュマロを手に持ちながら「べたーっとするのがマシュマロの難点だね」とぶつぶつ言ういちご。
3分後、「あー・・・。ダンベルをつくろうとしたのにリンゴの芯みたいになっちゃった・・・。」とがっかりした声が聞こえてきた。
見てみると微妙なカーブ具合が確かにダンベルというよりはリンゴの芯に近い。
でも言われればダンベルにも見えるよ。
「失敗したのは明日食べる−。でもチョコがついていない状態で残ってる方が食べたいな。」
とマシュマロ好きないちごは言う。
どちらも食べてください。
いちごがマシュマロにチョコをつける作業を終えた2時間後。
空手から帰ってきたみるくがキッチンをのぞいて「なにこの食べ終わったリンゴみたいなの」と驚きの声をあげたので思わず笑ってしまった。
「ボンキュッボンもほどほどに」とみるくがつぶやいたのでさらに大笑い。
「みるく、やっぱりリンゴの芯に見える?」と笑ういちご。
「うん。見えるよ。」とみるく。
君たちの以心伝心ぶりには今日も驚かされたよ。
さすが姉弟だね。