迷子になったみるく(いちご中1・みるく小5)

学校から帰ってきたみるくにトリートメントの謎について聞いたところ「あ。聞き忘れた。」とのこと。
謎は謎のままだ。
「4時半まで遊んでくる!」と自転車で飛び出して行ったみるくから電話がかかってきたのは5時前。
「K通りを北上すると駅に出るんだよね?」
お。北上するなんて言葉を使えるようになったのね。
そうだよ。
そして「あ!駅が見えてきた!よかったあああぁぁぁぁぁ。」と泣きそうな声が続いた。
その電話から10分後。
帰宅したみるくはひーひー言いながら「B公園で遊んでたんだけど。帰り道が分からなくて。K通りを北上したらいいよって友達に教えてもらったんだけど、走っても走っても知ってるところに出なくて。○○駅まで行っちゃったよ。」と語った。
○○駅は我が家から南にずっと走ったところにある。
けっこう遠くまで逆走したのね。
道が分からなくてよっぽど不安だったのだろう。
帰宅した安心感で緊張がとけたみるくは「寒かった−。怖かったー。もう自転車では遠出したくない・・・」と言うなりぽろぽろと泣き出してしまった。
無事に帰ってこれてよかったね。
しかし、方角が分かっていないのは問題だ。
週末はなるべく自転車で一緒に出かけるようにしようかな。