そーめん教(いちご13歳1ヶ月・みるく11歳1ヶ月)

いちごが帰宅後に「最近そーめん教っていうのを友達の間でつくったの」という。
「電柱かマンホールがあったら指さすポーズをするの。」
「それでそこまで到着したらそうめんを食べるポーズをするの。」
「うっかり忘れた場合はラーメンのポーズになるんだけど。」
「そうめんのポーズとかそばのポーズとかラーメンのポーズとかあっておもしろいんだよ。」
と、いちごは語る。
登下校時に友達と楽しい時間が過ごせているようでママはうれしいよ。
ところでその奇妙なルールがはじまったきっかけはなんだったの?
Aちゃんが電柱を指さしたのがはじまりだったかなーといちご。
なるほど。
じゃあAちゃんが教祖様だね。
それにしても興味深い。
私が中一の時にも友人達の間で宗教ごっこがはやったことがあるからだ。
奇遇だね。
「どんな宗教だったの?」といちごが聞く。
グラスホッパー教と言ってね。
お菓子のおまけか何かについていた小さな人形を祭壇にまつっていたよ。
確かシスターが英語の授業にグラスホッパーのことをグラスショッパーと間違えたのがはじまりだったかな。
ちなみにグラスホッパーはなんのことか分かる?
「しらない」といちご。
バッタのことだよと教えるといちごは大笑い。
中1時代にオリジナル宗教が流行るのは一般的なのだろうか?
そんなことはないか。