なんのヒナ?(いちご12歳9ヶ月・みるく10歳9ヶ月)

みるくが学校から帰ってくるなり「ヒナがおちてた」と言う。
ヒナ?
「なんのヒナかわかんないけど、落ちてた。助けられないかな。」とみるく。
見に行ってみると確かにヒナがいた。
なぜこんなところにヒナが???
おりしも猛暑日
暑さのあまり息も絶え絶えな様子。に見える。
どうしたものか。
とりあえずインターネットで調べてみる。
日本鳥類保護連盟のHPには「ヒナを拾わないで!!」とある。
いわく。
「巣立ち直後のヒナが地面におりているだけで保護しなくてよいケースがほとんど」とのこと。
「親鳥は人がヒナの近くにいると警戒してやってこられない」から勝手に誘拐してはいけないという。
なるほど。
放っておきましょう。
みるくは「見殺しにするの?」「救える命を救わないなんて」と不服そう。
近くに巣があるのかもしれないし、親鳥がどこかから様子をうかがっているかもしれないよ。
勝手に連れていったら誘拐でしょ。
心配ならまたあとで様子を見にこよう。
ヒナを心配しつつもみるくはゼミへ。
帰りが夜遅かったので、翌日朝一で様子を見に行ったのだがヒナはいなかった。
あのヒナが自力で動けたとも思えないのだが、親鳥が迎えにきたのだろうか。
それとも・・・。
親鳥が迎えにきたことにしよう。
そうしよう。
それにしてもなんのヒナだったのかな。
黒かったけどもしかしたらカラスかな・・・。