みるく作こたつ?(いちご12歳5ヶ月・みるく10歳5ヶ月)

玄関のドアが開いた音がしたあとで
「オーライ。オーライ。」というみるくの声が聞こえてきた。
なんだろう?と不思議に思いつつ玄関を見てみると。
みるくがいちごの手を借りてなにやら大きなものを家に持ち込んでいた。
模造紙よりひとまわり小さいくらいのサイズだろうか。
大きな板の左右に木片を積み重ねるようにして脚もどきがついている。
「こたつだよ」とみるくがそれをリビングに持ち込む。
まてい。
脚の部分に釘が何本も飛び出しているではないか。
そんな危険なものをリビングに持ち込まないでくれたまへ。
「ぼくは普通に脚4本つけようと思ったんだけど、Kがこの方がいいっていうから」とみるく。
課題はいったいなんだったの?
終わった人はなんでも好きなものつくっていいって先生が言ってたからこたつつくった」とみるくは言う。
終わったっていっても、君が数日前に持って帰ってきた置き台は自立すらしなかったではないか。
なぜそれを直さないまま次の作品へ進むのか。
先生からの指導はいっさいないのか?
置き台が未完成だったこともそうだが、今日持って帰ってきたこたつにしても、板に脚をつけるのであれば、正確に同じ長さに切る必要があるだろうに。
釘も飛び出たままでは危ないし。
その程度の基本知識は教えてしかるべきではないだろうか。
釘が出たままの巨大木工作品を持ち帰らせた学校側の対応に疑問を感じて問い合わせ。
図工担当の先生は本日不在ということで回答は月曜日になるという。
とりあえず作品は学校に返品させていただくことにした。
家に置く場所はないし、場所があったとしても置く気もないしね。
次に何かつくる時には使えるものを丁寧につくってくださいな。