みるくようやく登校(いちご小6・みるく小4)

「ノド痛い。お腹痛い。」とつらそうな顔でみるくが起きてきた。
そのままヒーターの前にごろんと寝転び、いつまでも支度をしようとしない。
すっかり休みぐせがついてしまったようだ。
ノドが痛いのはかわいそうだけれど、今日は何がなんでも登校するよ。
つらかったら保健室に行って相談しなさい。
どうしても無理なら早退してもいいからとにかく学校へは行きなさい。
「はーい・・・」とみるくは暗い返事。
それでも学校へ行くと覚悟を決めたとたん、少し力を取り戻したようで準備開始。
朝食をすませ、時間ぎりぎりに登校していった。
もしかしたら保健室から電話がかかってくるかと思ったが、そんなこともなくみるくは通常通りに帰宅。
よくがんばりました。
今日の給食はスパゲッティーだったからノドが痛くても食べやすかったんじゃない?
「うん。スパゲッティーは食べれた。でも、フルーツポンチが・・・。」とみるくがうつむく。
フルーツポンチがどうかしたの?
「ノドが痛かったからフルーツポンチまでは食べられなかった・・・。食べたかったな。」と悲しそうな顔をするみるく。
パスタよりフルーツポンチの方がつるっと食べやすそうだけど、力尽きたのかしら?
それは残念だったね。