最後の読み聞かせ(いちご小6・みるく小4)

一昨日の話になるが。
いちごのクラスで最後の読み聞かせをした。
選んだのは絵本2冊と図書1冊。
「いのちのまつり・ヌチヌグスージ」作:草場 一寿 絵:平安座 資尚
「ともだち」作:谷川 俊太郎 絵:和田 誠
「最後のパレード・ディズニーランドで本当にあった心温まる話」中村克著
卒業関係の絵本を検索して「ちえちゃんの卒業式」や「さよならしょうがっこう」など、
いろいろ借りてみたがピンとくるものがなかったので上記3冊にしぼった。
「いのちのまつり」は命の大切さを感じてもらいたくて選んだ。
両親2人・祖父母4人・曾祖父母8人・さらにその上に16人・32人・・・
数えきれないご先祖様の誰ひとりが欠けても自分は今ここにいない。
自分の命がずっとはるか昔から続いてきているかけがえいのないものなのだということをわかってもらいたかった。
最後のしかけページは圧巻だ。
「ともだち」は谷川俊太郎さんの詩と和田誠さんのほのぼのとしたイラストの組み合わせが絶妙な絵本。
 ともだちって いっしょに かえりたくなるひと
 すきなものがちがっても ともだちはともだち
短い詩が子供たちの心に響いてくれるといいなと思って選んだ。
「最後のパレード」から選んだ「いつまでも宝物」はディズニーランドでキャラクターのサイン帳を落としてしまった親子の話。
この話を読むと私はいつも涙腺がゆるんでしまうので、読み聞かせの時にうっかり泣いてしまわないよう家で10回練習したのだが10回とも涙ぐんでしまった。
そのかいあって、本番では泣かずにすんだが。
みるくは読みきかせでこのお話を聞いた時泣いてしまったと言っていたが、いちごのクラスでは誰一人涙ぐむ子もいなかった。
ちょっと残念。
ちなみにこの本は盗作疑惑で一時期ネット上でかなりたたかれていたが、内容自体は良いものなので使用した。
6年間ずっと読み聞かせを続けてきたが、5−6年のいちごのクラスが一番読み聞かせ時の態度が立派だった。
私が教室に入る前から全員がそろって床にすわり、私語を全くせず集中してお話を聞いてくれるのだ。
こんなにきっちりとしているクラスは他にない。
しかも後日、感想文まで届くのだ。
担任の先生のご指導のたまものだろう。
すばらしい。
今年度の小学校での読み聞かせは来月のみるくのクラスで終了予定。
中学校ではさすがにしないだろうから、最長であと2年。
みるくのクラスで読み聞かせが続けられるかどうかは来年度の担任の先生次第だ。
続けられるといいな。