お風呂トーク (いちご小6・みるく小4)

子供が幼稚園に通っていたころ。
「だれだれちゃんはだれだれくんが好きなんだよ」
なんて話を聞くとほほえましく思ったものだ。
みるくは「○○ちゃんがクラスで一番かわいいと思う」なんてことをさらりと言う子だったが、いちごは全くそういうことがなかった。
小学校の高学年ともなると恋バナのひとつも出てくるのかなと思っていたが、いまだ皆無。
お尻に穴があいていると分かっているズボンをはいて学校に行くほど、おしゃれに無頓着な彼女にそっち系の話は聞くに聞けない雰囲気がある。
家で話さないだけでお友達とはそういう話もするのかもしれないが、読めないなあ。
なんて思っていたら。
いちごとみるくがお風呂で話している会話が聞こえてきた。
みるく:「いちご、別のクラスで好きな女子いる?」
みるく:「あ。ちがう。好きな男子いる?」
話の流れから察するに、おそらくこの会話の前に「クラスに好きな子はいない」というトークがあったのだろう。
みるく、グッジョブ。
私も聞いてみたかった。
注目のいちごの答えは。
「いなーい」と一言。
やっぱりそうか。
まだ興味なさそうだものね。
いたとしても家では言わないかな?